2022.10.21[新商品]
New 500シリーズ 512ce & 514ce 発売のご案内
マスターデザイナーのアンディ・パワーズが新たにデザインした500シリーズが発表されました。Taylor Guitars のビジョンとサステナビリティの歴史に従ってアンディはマホガニーに変わり、新しいアーバンウッド『アイアンバーク』を選び、新しい512ceと514ceのバックとサイドに採用しました。
※ マホガニー Builder’s Edition 517 & 517e はシリーズ残留です。
Taylor Guitars の取り組む自然保護活動 のひとつ、不要になった都市の木材からギターを作る「アーバンウッド・イニシアチブ」。2020年にデビューしたアーバン・アッシュに続く最新のアーバンウッドは、新しい 512ce と 514ce のサイド&バック材に採用された アーバン・アイアンバーク(レッド・アイアンバーク / ユーカリ・シデロキソン)です。
寿命や災害、都市計画など、やむを得ない事情で都市から撤去されたアイアンバークの木が、ハイエンド・アコースティックギターに生まれ変わり、生き続けます。アイアンバークは、非常に密度が高く(エボニーのように水に沈みます)、しかも非常に加工しやすい木材です。大胆でリッチ、そして独特の甘いアコースティック・フレーバーが特徴です。トレファイド(焙煎)スプルース・トップとの組み合わせにより、ローズウッドのような深みのあるクリアなサウンドと、マホガニーのように鋭い音のエッジをなめらかにするトーンシェイプを兼ね備えました。
■ 514ce Urban Ironbark 定価¥700,000(¥770,000 税込み) カタログページは こちら
■ 512ce Urban Ironbark 定価¥700,000(¥770,000 税込み) カタログページは こちら
レッド・アイアンバーク(正式名称:ユーカリ・シデロキソン)は、世界中に700種以上存在するユーカリの一種です。カリフォルニアにおけるユーカリの歴史は、1850年代にさかのぼります。レッド・アイアンバークを含む何種類かのユーカリがオーストラリアから輸入され、木材やパルプの原料になる可能性があるとしてカリフォルニアに植えられました。最も多くみられるのは、成長の早いブルーガム・ユーカリ(Eucalyptus globulus)です。しかし残念なことにブルーガムユーカリの木は建築材にはあまり適していませんでした。一方、レッド・アイアンバークは強く、硬く、緻密なため、家屋の梁や鉄道の枕木などに利用されてきました。